誕生日ですが、家内と娘は里帰り中だし、特に何事も無く、のんびりと休日を過ごす。何事か事件らしき事と言えば、先週、「ロード・オブ・ザ・リングス・オンライン」のページで、一瞬だけ公開されたお知らせに、日本では「モリアの坑道」が導入されない旨が、別件の「中つ国 春祭り」の記事の中に、ポロリと書いてあったとか。その記事を消した後、ぐだぐだな訂正というかお詫びみたいなお知らせが出たのだが、おもわずポロリと公開しちゃうぐらいなのだから、運営的には「モリア」導入中止はとっくに確定してるのではなかろうか。確定している情報は、誠実に速やかに公開してほしいものです。そもそも、9月には日本版の「lotro」が無くなるのではという噂が流れている状況で、でも「モリア」導入予定が出たから、日本版の「lotro」は続くと信じて課金を続けていた人達には、相当ショックでかいのではなかろうか。目に見えてプレイヤーが減った感じは今は無いですが(もとから少ないし)、次の課金はどうしようかなーと考える人は出てくるだろうねえ。
んで、私はどうなのかというと、今日もまったりと「lotro」を楽しんでおります。実際問題として、今やりたいゲームが「lotro」しかないのでねえ。我が盟友ca-tty氏と「lotro」の魅力について語り合った事があるのだが、やはり「ロールプレイ」の魅力だろうと。これは別に、ロールプレイサーバでなりきりプレイをしろとかそういう事では無く、「指輪物語」という壮大な背景世界のストーリーに対する没入度とでも言うような事。はっきり言って、ゲーム性はそんなに高くないと思う。特にca-tty氏のようにFPSとか大好きでやりまくっている人には、戦闘は単調に映るものらしい。だが、用意されている、中つ国を再現した美しい世界と、「指輪物語」のストーリーに密接にからんでくるエピッククエストが、自分のキャラクターを、自分を、中つ国の住人に、「指輪物語」の登場人物に、「旅の仲間」を影で支えた立役者に、と変えてしまうのだ。これほど愉快なゲームはそうはないと思う。自分がいままでのめりこんだゲームでは、「ウルティマオンライン」とかも、はまりましたが、「UO」におけるキャラクターはあくまでも世界の一住人に過ぎず、日常を楽しむゲームであり(そこが魅力ではあるのですが)、決して「ロードブリティッシュ」と親友になったりするゲームではありませんでした。「ディアブロ」とか、オンラインではないですが「JNetHack」とかも遊びまくったゲームですが、これらはゲーム性に惹かれて中毒になっていたのであり、世界に没入する感覚とは明らかに違います。「lotro」は自然にクエストを進めているだけで、「アラゴルン」に頼りにされ、「ガンダルフ」を手助けし、「フロド」の相談相手になってしまう。「霧降山脈」の野営地で「グローイン」に「お前と俺は友達だ!ハッハッハッ」(ドワーフキャラがデフォルトで時々しゃべるセリフ)とか言われた時には、小便ちびりそうになりましたよ。何時の間にか自分が「中つ国」の重要人物になっている。自分がいなければ「旅の仲間」も任務を遂行できないのではないか。というか自分は何で「指輪物語」の本編に登場してないのだろう。自分の話だけ別冊になってたのではないか。そこまで思わせる没入感がある。しかし、これはやはり、「指輪物語」を題材にしているからこそであり、日本語だからこそだと思う。運営に関しては何とも言いようが無いが、「lotro」というゲーム自体は私には何より面白いゲームであり、日本語で遊べる環境が維持される限り、遊び続けたいと思う。